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2019 年度 研究成果報告書

エクソソームに包埋された核酸を用いた胃癌早期診断法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10583
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関三重大学

研究代表者

吉山 繁幸  三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (60444436)

研究分担者 問山 裕二  三重大学, 医学系研究科, 准教授 (00422824)
楠 正人  三重大学, 医学系研究科, 名誉教授 (50192026)
安田 裕美  三重大学, 医学部附属病院, 学内講師 (60586767)
毛利 靖彦  三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (70345974)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード胃癌 / バイオマーカー
研究成果の概要

胃癌細胞株ならびに胃間質細胞株の培養上清液より、別記の方法でエクソソームRNAを抽出しmicroRNA arrayに外注依頼し、データ解析し胃癌細胞株で異常発現している12miRNAを候補miRNAとして選定した。preliminay studyとして胃癌患者(n=10)ならびに健常者(n=10)の血清よりエクソソームRNAを抽出しqRT-PCR法で候補miRNAを定量し、統計解析ソフトでリスクスコアを作成した所、胃癌患者では健常人と比べてリスクスコアが有意に高値であり(P<0.0001)、リスクスコアによってArea Under Curve(AUC):0.966の精度で胃癌患者を識別しえた。

自由記述の分野

胃癌診断・予後に関するバイオマーカー

研究成果の学術的意義や社会的意義

細胞から分泌される細胞外微小小胞であるエクソソームは、癌細胞からも血液中に分泌され、癌細胞から分泌されたエクソソームは目的の細胞へと運ばれ,細胞間や組織へのシグナル伝達をおこない、癌進展や転移に関与する事が明らかになってきている。エクソソーム内に包埋されたmicroRNAsはヒト生体内で安定した状態で存在し、癌種ごとに特異的プロファイリングを形成するとされ、胃癌においても新規のバイオマーカー分野として深く探求していくに値するものと考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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