研究課題/領域番号 |
17K10600
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
佐藤 勉 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 准教授 (50457850)
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研究分担者 |
大島 貴 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所), その他部局等, 部長 (10448665)
吉川 貴己 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 科長 (30336573)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 胃癌 / 食道胃接合部癌 / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
術後補助化学療法(S-1)を施行されたStage II/III胃癌患者の切除検体を用いて定量PCR法を行い、SPARC、TNS4、INHBA、GGH、PDGF-β、KIAA1199、ESM-1の高発およびFPGS低発現が予後規定因子であることを明らかとした。胃癌の癌幹細胞・治療抵抗性マーカーとしてBTST2、IQGAP3、PCDHB9を同定し、胃癌臨床検体を用いて各遺伝子高発現群が予後規定因子であることを明らかとした。今後の展望として、胃癌とAEGのTissue Microarrayを用いて上記のバイオマーカーに加えて、胃癌の癌幹細胞マーカーの遺伝子発現解析が現在進行中である。
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自由記述の分野 |
上部消化管外科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国を含めたアジア諸国で増加しつつある食道胃接合部腺癌(Adenocar cinoma of the esophagogastric junction; AEG)の標準治療は胃癌に準じて行われている。AEGは胃癌に比べ予後不良と考えられており、AEGの治療に胃癌の治療戦略をそのまま外挿して良いのかは不明な点が多い。本研究で明らかとなった局所進行胃癌におけるバイオマーカーがAEGにおいても臨床的意義があることが明らかになることにより、今後のAEGの治療開発の一助になることが期待される。
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