研究課題
Cancer tissue-originated spheroid (CTOS) 法を用いた切除標本由来のcell line作成の検討13名の消化器固形癌患者の癌組織を採取し,組織からCTOSを作成して,それを拡大培養し,細胞障害活性の検討におけるtargetとして使用した.癌組織を細断,酵素処理を行うことで,CTOS法を行った.またCTOS回収後の濾過液いわゆるflow throughには多量の癌細胞が含まれているため,TAA発現の確認のため,これを用いて全症例でFACSの解析を行った.具体的にはCEA メソテリン WT-1の発現を確認した.CTOSが得られると,その後安定するまで14日間ほど浮遊培養を行った.この時点では増殖しないため,3次元培養に移行すると,colonyが増大し,増殖が始まり,14日間程度培養を行った後,再度,細断し,細胞塊が再度sphere状になるまで10日間,浮遊培養を行った.これを3ヶ月ほど繰り返すことで検討に必要な量のCTOSを得ることが可能であった.13名の消化器固形癌患者の中で,CTOS長期培養に成功したのは,結腸直腸癌患者6名のみであった。全6名のCTOSがCEAを発現しており,3名にWT-1発現 1名にメソテリンが発現していた.
すべて 2020 2019
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)
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