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2019 年度 研究成果報告書

腹膜播種の成立における術後腹腔内好中球細胞外トラップ(NET)の意義解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10606
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関自治医科大学

研究代表者

細谷 好則  自治医科大学, 医学部, 教授 (30275698)

研究分担者 北山 丈二  自治医科大学, 医学部, 教授 (20251308)
山口 博紀  自治医科大学, 医学部, 教授 (20376445)
大澤 英之  自治医科大学, 医学部, 講師 (60458271)
倉科 憲太郎  自治医科大学, 医学部, 講師 (70382900)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード好中球細胞外トラップ / 腹膜播種 / 胃癌 / 接着 / DNAse 1 / 低比重好中球
研究成果の概要

術後腹腔内には多量の成熟型のLDNが存在し、in vitro培養で多量のNETsを形成し、癌細胞の接着とその後の増殖を誘導した。In vivoの実験で、このLDNの共投与で胃癌細胞MKN45による播種形成が増強されたが、DNase Iにより抑制されたことから、LDNが腹膜表面でNETsを形成することで、腹腔内遊離癌細胞の着床を促進し、播種の成立を促進していることが明らかとなった。また、開腹術後のヒト大網表面にもNETs様構造が観察されたことから、ヒトにおいても開腹術後の腹腔内滲出LDNはNETsを介して播種再発を促進している可能性があることが強く示唆された。

自由記述の分野

消化器外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

腹膜播種の成立における腹腔内滲出好中球とNETsの役割を明らかにすると共に、DNAse1投与によるNETsの分解が播種再発の予防につながる可能性があることを見出した。今後の腹膜播種治療における新たな方法論を導く糸口になる成果を得た。

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公開日: 2021-02-19  

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