研究課題/領域番号 |
17K10634
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 埼玉医科大学 (2019) 岡山大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
母里 淑子 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (70708081)
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研究分担者 |
楳田 祐三 岡山大学, 大学病院, 講師 (10573735)
豊岡 伸一 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (30397880)
永坂 岳司 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (30452569)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 切除不能進行再発大腸癌 / 抗EGFR抗体薬 / 獲得耐性 / Epigenetic変異 |
研究成果の概要 |
RAS野生型の切除不能進行再発大腸癌治療において重要な治療薬である、抗EGFR抗体薬に対する獲得耐性の原因にはRASシグナルカスケードに関与する遺伝子群における獲得体細胞変異が報告されている。しかしながら、これらはNGSを用い探索を行なっても、獲得耐性を呈する患者の半数ほどにしか認めない。我々は、これら報告を鑑み、RASシグナルカスケード下流に位置する遺伝子群にける遺伝子変異ではない、DNAのメチル化異常を中心としたepigenetic変異が原因であることを想定し、それらepigenetic変異を同定する為に、独立した臨床試験の検体合計55症例が収集され、解析及び追跡中である。
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自由記述の分野 |
大腸癌
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RAS野生型の切除不能進行再発大腸癌治療において、抗EGFR抗体薬は最も有用な治療薬の1つであるが、獲得耐性の為にその効果は一時的である。この獲得耐性の機序を解明することは、大腸癌予後延長につながりうる。
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