研究課題
intracellular FACSで当科が所蔵している癌細胞株でのWT1特異抗原の発現の有無を確認した.これとそれぞれのiPS細胞,癌細胞株のHLA typingの結果を基に,WT1特異抗原を発現している細胞株,発現していない細胞株をターゲットとして抗腫瘍効果の評価を行った.またPositive targetとしてPBMCs由来LCLに特異抗原遺伝子を導入した仮想自己特異抗原発現株を作製し用いた.そしてそれぞれの導入遺伝子発現iPSDCsをstimulator,PBMCsをresponderとして,供培養を行い,in vitro刺激にてbulk CTLsを得た.そしてCD8+CTLsをソートし,導入した癌幹細胞特異抗原に特異的な細胞傷害活性をCr release assayを用いて比較検討した.Positive targetはPBMCs由来LCLに癌幹細胞特異抗原遺伝子を導入した仮想自己WT1特異抗原発現株を用いた。さらにiPSDCs-WT1,iPSDCs-GFPをstimulator,PBMCsをresponderとして,供培養を行い,in vitro刺激を3回繰り返すことによりbulk CTLsを得た.次にMACS Proを用いてCD8+CTLsをソートした.そして標的癌細胞株1に対しCD8+CTLsが10の割合で混ぜ合わせ,PBSにて調整した.そしてこれを予め背中の毛を剃っておいたNOD/SCID miceの背中に皮下投与した.Negative controlとしてそれぞれの標的癌細胞株を5匹ずつに投与した.そして腫瘍のサイズを継時的に評価した.
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