研究課題/領域番号 |
17K10654
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研究機関 | 新潟薬科大学 |
研究代表者 |
小林 靖奈 新潟薬科大学, 薬学部, 教授 (20276611)
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研究分担者 |
梅本 岳宏 昭和大学, 医学部, 講師 (00384537)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 大腸癌 / PNQ / 遺伝子多型 / KRAS / RAS / BRAF / PIK3CA |
研究実績の概要 |
本研究課題「PNQ を用いたL-OHP 誘発末梢神経障害の自己評価と安全性に関する多型解析」の現在の状況は、大腸癌患者10名より同意を得て、血液、癌部位、非癌部位を提供して頂いた。それらの検体(合計30検体)から市販のキットを購入してゲノムを抽出した。ゲノムは精製度は全て 1.7 以上であった。そのゲノム 100~150 ng を用い、特異的プライマーでPCR を行い、アガロース電気泳動を行ってバンド(PCR 産物)を確認した。その約 3.2 pmol を用い、BigDye Terminator 法にで PCR を行い、ABI310 全自動シークエンサーを用いて KRAS 遺伝子解析を行った。その結果、20%の患者において、KRAS 遺伝子変異が認められた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究者(研究代表者、研究分担者ともに)の業務が想定以上に多忙となり、研究遂行に想定以上に時間を要し、最終年度内に研究を計画通りに終了させることが難しくなったため。また、海外輸入のキットに時間がかかったり、測定機器使用の交渉に想定以上の時間がかかっているため。
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今後の研究の推進方策 |
COVID-19 の状況次第によるが、共同研究者の勤務する病院内へ入施設が厳しく制限されているので、遅れることが予想される。手元にある検体の解析は進めたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
大学自体への入校禁止措置が執られ、COVID-19 感染拡大防止策が最近まで続いていたので、研究自体は殆ど進んでいないため。今後は予定通り、多型解析やメチル化解析などを行いたい。
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