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2019 年度 研究成果報告書

上皮間葉転換を基盤とした大腸癌の新規治療法および集学的治療の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10660
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所)

研究代表者

三浦 康  地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん薬物療法研究部, 特任研究員 (40282074)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード上皮間葉転換 / 大腸癌
研究成果の概要

私たちの先行研究を発展させて、上皮間葉転換(epithelial-to-mesenchymal transition: EMT)を制御する候補遺伝子の機能解析を進めて難治な大腸癌の新規治療につなげるために、EMT関連候補遺伝子 (Serpini1, CHST11)の解析を進めて来た。EMT形質をもつ大腸癌細胞株においてSERPINI1分泌蛋白がE-cadherinの発現を抑制しEMT形質を誘導することを明らかにした。また、ヒト大腸癌細胞のマウス盲腸への同所性移植腫瘍も解析対象としてSerpini1, CHST11遺伝子産物の免疫組織化学染色を行い、EMT誘導の役割を検証した。

自由記述の分野

消化器外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

大腸癌を含む上皮系悪性腫瘍は、本来の上皮細胞が形質転換することで発生しますが、その過程で間葉系細胞の特性を獲得してくることがあり(上皮間葉転換;epithelial-to-mesenchymal transition: EMT)、癌がさらに浸潤、転移する機能を獲得して癌治療を困難にすることが知られています。私たちはこれまでの先行研究において、大腸癌におけるEMT関連遺伝子を明らかにし、解析を続けてきました。難治性の大腸癌そのほかの悪性腫瘍の新しい治療につなげることを目的として、この研究を続けています。

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公開日: 2021-02-19  

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