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2019 年度 研究成果報告書

肝細胞癌の脈管浸潤における長鎖ノンコーディングRNAの機能的役割の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10662
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関国立研究開発法人国立国際医療研究センター (2018-2019)
東京大学 (2017)

研究代表者

唐子 尭 (唐偉)  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 上級研究員 (00313213)

研究分担者 秋光 信佳  東京大学, アイソトープ総合センター, 教授 (40294962)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード肝細胞癌 / 長鎖ノンコーディングRNA / 脈管浸潤 / 治療
研究成果の概要

本研究では、肝細胞癌(HCC)細胞の増殖や浸潤における長鎖ノンコーディングRNAの役割の解明を目的とした。過去の研究でHCC患者の予後の悪化に関連すると示唆された長鎖ノンコーディングRNAに着目し、siRNAによる一過性の発現低下を誘導させた細胞を作製し、細胞の増殖や浸潤への効果をin vitroで評価した。その結果、いずれのsiRNA処理細胞においても細胞の増殖は変化しなかったが、PRC1-AS1あるいはLINC00665に対するsiRNAを処理したHCC細胞の浸潤能が低下した。HCCにおけるPRC1-AS1及びLINC00665の発現上昇は、癌の病態の悪化に関与すると示唆される。

自由記述の分野

腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、肝細胞癌(HCC)細胞におけるPRC1-AS1及びLINC00665の発現上昇が癌細胞の浸潤に関与することを示唆した。この成果は、高頻度な再発が問題となっているHCCの病態悪化における長鎖ノンコーディングRNAの役割の解明に貢献するものと考えられる。また、長鎖ノンコーディングRNAが関与する新しいメカニズムの提示が、開発が立ち遅れているHCCに対する治療法の新規標的の探索に有効であると期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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