• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実績報告書

大腸癌間質における免疫担当細胞と化学療法感受性および癌悪性度の評価

研究課題

研究課題/領域番号 17K10668
研究機関地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所)

研究代表者

西村 潤一  地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, 消化器外科副部長 (20379209)

研究分担者 香山 尚子  大阪大学, 高等共創研究院, 准教授 (40548814)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード大腸癌 / 間質 / マクロファージ / 樹状細胞
研究実績の概要

大阪国際がんセンター研究所がん創薬部所有のBD LSRFortessaX-20 フローサイトメーターを使用し、大腸癌切除症例の癌部分の検体を採取し、細胞を単離、FACSによる解析をおこなった。前年度に引き続きFACS抗体の制限からCD3、HLA-DR、CD163、CD11c、CD14および死細胞除去のためにFSV510を用いた。死細胞除去ののちにCD3陰性、HLA-DR陽性の細胞をCD14、CD11c、CD163で展開しCD14-CD11chigh、CD14-CD11clow、CD14+CD163low、CD14+CD163highの4つの細胞集団に分けて、4つの細胞集団ごとに各細胞集団の比率をlowとhighに2分し、血液検査との相関を解析した。術前CRPの上昇症例においてはCD14+CD163lowの細胞集団の比率が低いこと、CD14-CD11chighの細胞集団の比率が低いことが分かった。なお、これらの傾向は大腸癌切除症例の癌部分の検体を採取する際に同時に採取した切除断端の非癌部分の解析においては認められなかった。FACSで解析した大腸癌切除症例の癌部分の検体のパラフィンブロックを用いて、抗CD68、CD163、CD11c抗体を用いて免疫染色による抗原提示細胞の組織内分布を解析し、FACSと同様の分布となっていることを確認した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Distribution of myeloid cell subset in colorectal cancer stroma2020

    • 著者名/発表者名
      Junichi Nishimura, Naotsugu Haraguchi, Chu Matsuda, Masayoshi Yasui, Tomohira Takeoka, Naoki Shinnno, Kei Asukai, Naoshi Hara, Nozomu Nakai, Shinichiro Hasegawa, Keijiro Sugimura, Hiroshi Wada, Hidenori Takahashi, Miroshi Miyata, Masayuki Ohue
    • 学会等名
      第79回日本癌学会学術総会

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi