研究課題/領域番号 |
17K10670
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
黒木 秀幸 熊本大学, 医学部附属病院, 非常勤診療医師 (50594876)
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研究分担者 |
今井 克憲 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (60555746)
東 孝暁 熊本大学, 医学部附属病院, 非常勤診療医師 (70594878)
林 洋光 熊本大学, 医学部附属病院, 非常勤診療医師 (80625773)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | TSP-1 / HCC / Hepatectomy / TGF-β / LSKL peptide |
研究実績の概要 |
肝細胞癌(HCC)におけるTSP-1の発現量を評価するため、HCC cell lineからRNAを抽出し、realtime PCR法を用いて、定量化した。Cell lineとしてはwell differentiated typeとしてHepG2、HuH1、HuH7、PLC/PRF/5を、Poor differentiated typeとしてHLE、HLF、SK-Hep1を選んで解析した。TSP-1 mRNAの発現はPoor differentiated typeのHCCで高い傾向を認めた。このうち、TSP-1 mRNAの発現が最も高かったSK-Hep1と最も低かったPLC/PRF/5を用い、xenograft modelの作製を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
zenograft modelマウスとしてヌードマウスを使用し、マウス肝左葉被膜下にHCC細胞を接種したが、腫瘍細胞が定着せず、腫瘍結節を形成することに成功していない。
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今後の研究の推進方策 |
HCC cell lineにおけるTSP-1と増殖能、浸潤能の関係について検討し直し、xenograft modelとして適切なcell lineを選定し直す必要がある。 また、他の系統の免疫不全マウスを用いて、実験を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
HCC cell lineにおけるTSP-1と増殖能、浸潤能の関係について検討し直し、xenograft modelとして適切なcell lineを選定し直す必要がある。また、他の系統の免疫不全マウスを用いて、実験を行うため、動物実験購入・飼育費用にも充てたい。最新の研究情報を得るため、及び研究成果発表のための学会出張旅費にも充てたいと考える。
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