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2019 年度 研究成果報告書

バンキング肝幹細胞の臨床応用に向けた橋渡し研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10672
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

水口 徹  札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (30347174)

研究分担者 谷水 直樹  札幌医科大学, 医学部, 准教授 (00333386)
三高 俊広  札幌医科大学, 医学部, 教授 (50231618)
石井 雅之  札幌医科大学, 医学部, 助教 (50643201)
市戸 義久  札幌医科大学, 医学部, 助教 (80452978)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード肝細胞移植 / 細胞バンク / 肝切除 / 手術
研究成果の概要

肝再生移植のドナー細胞として肝幹細胞をCD45・TER119・CD31・EpCAM陰性、ICAM-1陽性細胞から分離する方法を確立。この細胞集団からは肝幹細胞のクローン細胞を樹立。また、Oncostatin Mで処理した細胞は、再生置換効率が改善。細胞採取効率を改善するために肝容積評価を対象となる25の研究を改めて検証。標準肝容積の算出法として3次元散布図に投影すると2つのクラスターに分類。肝親型前区細胞の自己再性能に関してラミニンの構造異形体の関与を明らかにした。ヒアルロン酸を基質にした場合、CD44陽性の小型肝細胞が増殖しマトリゲルを基質とした条件下において細胞回収率と再移植率が向上した。

自由記述の分野

再生医療

研究成果の学術的意義や社会的意義

ドナー細胞の抗原同定によって移植細胞源を最小限にし、再生効率を向上したことは学術的意義のみならず実用化に向けて大きな意義を持つ。安定した細胞源の確保と再生置換効率の向上は双方を兼ね備える必要がある。細胞採取時の画像評価法としてこれまで様々なものが考案されてきた。クラスター解析によって2群に分類されることを明らかにしたことは、多くの研究が固有の仮説と理論に従って報告してきたと思われるが、多くが同じものを検証していたにすぎないことが判明したことは社会的意義が大きい。ドナー細胞の改善のみならず増殖環境の細胞外基質との関連を明らかにした意義は大きい。

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公開日: 2021-02-19  

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