研究課題/領域番号 |
17K10681
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
石崎 守彦 関西医科大学, 医学部, 助教 (10509467)
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研究分担者 |
海堀 昌樹 関西医科大学, 医学部, 准教授 (30333199)
藤堂 具紀 東京大学, 医科学研究所, 教授 (80272566)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 神経内分泌腫瘍 / ウイルス療法 / 遺伝子組み換え単純ヘルペスウイルス |
研究実績の概要 |
現時点での研究において、In vitroでは、ヒト神経内分泌腫瘍細胞株(3種)を用いて、T-01の殺細胞効果および細胞内でのウイルス複製能の検討を行った。T-01は神経内分泌腫瘍の細胞株に対し、高い殺細胞作用を示した。In vivoではヒト神経内分泌腫瘍細胞株を用いてヌードマウスの皮下腫瘍モデルを作成し、T-01の腫瘍内投与を行い、投与後の抗腫瘍効果を検討した。T-01投与群で有意に腫瘍増殖の抑制効果が得られた。病理組織像では腫瘍内に投与したヘルペスウイルスが増殖し、その部分から腫瘍細胞が破壊されている像がHE染色、抗HSV染色から得られた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
皮下腫瘍モデルの作成にやや時間を要したが、概ね期間内に目標達成でき、結果が得られたと考える。
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今後の研究の推進方策 |
神経内分泌腫瘍のヌードマウス皮下腫瘍モデルを用い、T-01の濃度依存性、投与回数依存性に効果が得られるかを検討する。また、マウス由来の腫瘍細胞株を使用し、同種マウス移植にて正常免疫マウスでの検討を行う予定。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度の研究予算に充当したい為
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