研究実績の概要 |
本研究は日本国内の多施設から冠動脈バイパス術の長期フォローアップデータを集積し、人工心肺非使用冠動脈バイパス術と人工心肺使用冠動脈バイパスを傾向スコアマッチングを行った後に比較し、長期予後(7年)の成績を検討し、それぞれの治療法の妥当性を検討する事を目的としている。 日本心臓血管外科手術データーベースに登録された2008年から2010年の単独冠動脈バイパス症例の内、年間50例以上の手術症例を有する施設から登録された症例を選択し、各施設に質問票を送付し、長期予後に付データ提供を行って頂いた。2018年度にデータの集積を行い、統計解析を開始した。2019年度までには傾向スコアマッチングは終了し、2019年にはより詳細な統計解析を終了させた。また、高齢者、病変数、糖尿病の有無等のサブグループに関しても解析が終了した。研究の要旨を2019年12月、第33回日本冠疾患学会学術集会, 2020年8月、第50回日本心臓血管外科学会学術総会,2020年10月 European Association of Cardiothoracic Surgery Annual Meetingにて発表。現在論文投稿中。
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