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2019 年度 研究成果報告書

虚血肢における障害骨格筋由来マイクロRNAと血行再建後下肢機能予測

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10746
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 心臓血管外科学
研究機関旭川医科大学

研究代表者

古屋 敦宏  旭川医科大学, 医学部, 講師 (90463752)

研究分担者 東 信良  旭川医科大学, 医学部, 教授 (30250559)
吉田 有里  旭川医科大学, 大学病院, 助教 (50646057)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード下肢慢性虚血 / frailty / sarcopenia / revascularization
研究成果の概要

歩行機能予後関連因子として、単変量解析で「女性」「透析治療」、血清バイオマーカーの「VCAM-1」が挙がり、多変量解析では「女性」が挙げられた。安静疼痛または足部潰瘍・壊疽を伴う重症虚血症例(20例)では、間欠性跛行症例に比べ、血清中のNT-proBNP、IL-6、intact PTH、Homocysteine、VCAM-1および、筋肉内バイオマーカーとしてYBX-3の発現が有意に高値を示した。術後歩行機能喪失群では、複数回の血行再建再治療を要する症例や観察中の死亡症例が歩行可能群に比して多かった。下肢機能予後に関連する因子として、性差や併存症、血清バイオマーカーなどの因子が候補となった。

自由記述の分野

血管外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

下肢血流障害患者における虚血骨格筋に着目して、骨格筋機能障害の機序や罹患している生活習慣病に伴う慢性炎症や代謝障害に注目し、筋障害の病態や全身への影響を解明し、血行再建後の下肢機能予後に影響するバイオマーカーを同定することで、手術前に血行再建後の機能予後を予測できると考え、各患者に適した治療方法及び管理方法を確立できるデータを蓄積することを目的としている。今回の研究では、下肢血流障害患者の血行再建術後における下肢機能予後の予測において、性差や併存症、また一部のバイオマーカーを予測因子の候補として挙げることができた。

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公開日: 2021-02-19  

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