研究実績の概要 |
体外循環により生じる溶血はヘモグロビンの血漿への流出により腎・肺などの臓器障 害の原因になる。我々はこれまでの研究より低体温・復温により血漿遊離ヘモグロビンが有意に減少(増加抑制)するという全く新しい知見を得た。本研究では、ヘモグロビンと蛋白質相互作用(PPI)を有するタンパク質として、新たにhaptoglobin-related protein (HPR), protein asteroid homolog 1 (ASTE1), Proteasomesubunit beta type-1 (PSMB1)を同定した。今後これらの蛋白質とヘモグロビン消去系との関連の詳細の検討が必要である。
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