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2019 年度 研究成果報告書

抗炎症作用に優れた微重力培養した間葉系幹細胞による胸部大動脈瘤術後対麻痺予防

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10758
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 心臓血管外科学
研究機関広島大学

研究代表者

高橋 信也  広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (70423382)

研究分担者 野間 玄督  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 専門研究員 (00379893)
末田 泰二郎  広島大学, 医系科学研究科(医), 名誉教授 (10162835)
弓削 類  広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (20263676)
中島 歩  広島大学, 医系科学研究科(医), 共同研究講座教授 (40448262)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード脊髄虚血 / 間葉系幹細胞 / 線維化
研究成果の概要

胸部大動脈瘤手術後の脊髄障害による対麻痺は、QOLを低下させ生命を脅かす重篤な合併症である。脊髄障害を予防することと障害された組織を再生することは、非常に重要な治療法である。優れた抗炎症作用を有する間葉系幹細胞(MSC)を微重力培養して投与したが、その結果は、通常培養したMSCと同等かそれよりも劣るといる予備実験結果となった。一方で、微重力培養したMSCでは、アポトーシス抑制効果の増強を認めた。これらは脊髄保護における炎症の意義と、微重力培養したMSCによるアポトーシス抑制による脊髄保護効果を示していると考えられた。

自由記述の分野

大動脈外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

胸部大動脈瘤手術後の対麻痺は、QOLを低下させ生命を脅かす重篤な合併症である。急性期および遅発性に発生する脊髄障害および脊髄の細胞死を予防することおよび障害された組織を再生することは、非常に重要な治療法である。さまざまな脊髄保護法が考案される中、1)本研究では十分に進められなかったものの、炎症の必要性を問う結果を残した。2)微重力環境により培養された間葉系幹細胞の脊髄虚血保護効果を示し、今後の治療法の改良が期待される結果となった。

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公開日: 2021-02-19  

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