研究実績の概要 |
T細胞をC57/bl6マウス脾臓から抽出する.T細胞を培養して、MMPファミリーの発現(主にMMP-2,7,9,13,)発現をそれぞれreal time PCRにて検討した。MMP-2,7、9,13の発現を認めた。今後は一酸化炭素と接触させた後のPCRを行う。動物実験では以下のごとく、マウスでの気管移植を行った。BALB/cマウス(8-12週齢)C57BL/6マウス(8-12週齢)を用いてisograft,allograft,allograft plus COHbvの3群で以下を検討した。RT-PCRによってIL-2、IL-10、TNF-α、IFN-γ、Foxp-3の発現量をそれぞれ比較した。IL-2, TNF-α、IFNはisograftに比してallograftで増加していた。一酸化炭素付加人工ガス運搬体であるCOHbVの投与によりIL-2,TNF-alphaは減少していた(p < 0.05)。IL-10 FoxP-3は有意差を認めなかった。マウス気管移植モデルではisograftとallograftでallograftでの狭窄率の増加を認めた(p<0.05)。allograftでの一酸化炭素付加人工ガス運搬体であるCOHbVの投与により約20%の狭窄率の軽減を認めた(P< 0.05)。現在T細胞と制御性T細胞の免疫染色中である。
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