研究課題/領域番号 |
17K10806
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器外科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
福田 恭子 (張エイ) 国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, 研究員 (00643719)
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研究分担者 |
千住 覚 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (50274709)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 外科 / がん / 免疫 / インターフェロン / 人工多能性幹細胞 / がん免疫療法 |
研究成果の概要 |
人工多能性幹細胞(iPSC)由来の増殖ミエロイド系細胞の遺伝子改変により、IFN-αを産生する細胞(IFN-α-iPSC-pMC)を作製した。IFN-α-iPSC-pMCをがんの局所に投与すると局所のみならず遠隔部位のがんを制御した。この効果は、XCR1+ DCの活性化を介して、がん反応性T細胞が効率よく誘導されることに起因していた。また、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)との併用により、ICI抵抗性のがんを制御できることが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
腫瘍免疫学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IFN-α-pMCの抗腫瘍効果の詳細なメカニズムを明らかにしたところに学術的意義を有する。特にIFN-α-pMCによって産生される1型IFNの作用点を決定した点は注目に値する。また、免疫チェックポイント阻害剤抵抗性のがんを克服するための新たな医療技術が提案され社会的意義は大きい。
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