脳卒中は3大死亡原因の一つであり、そのうちアテローム血栓性梗塞は日本人で20%を占めている。脳梗塞の主な原因は動脈硬化や血栓であると思われるが、その詳細なメカニズムについては不明な点が多い。本研究においては脳動脈瘤モデルを作製し、MRIによる観察によって病態生理を検証を行うことができた。 また脳梗塞や脳動脈瘤など、脳循環において悪者とされてきた高脂血症マウスが脳動脈瘤の形成および破裂において保護的に作用するということが明らかになり、このメカニズムを解明することで脳動脈瘤の治療においてブレイクスルーができるかもしれない。
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