研究課題
令和元年度の研究実施計画に沿って、検討分野を①くも膜下出血、②未破裂脳動脈瘤、③良性脳腫瘍髄膜腫に分けて報告する。それぞれ①、②、③の分野でA. 包括データ解析(I,II) および B.特定データ解析 (III)を計画した。まず、A.包括データ解析方法として、I. DPCを用いた高齢者手術の合併症分析を 行い、①くも膜下出血について追加1編論文を作成し、World neurosurgeryへ受理された。②未破裂脳動脈瘤も2編論文を作成し、World neurosurgeryへ受理された。そのた日本語の寄稿も行った。③髄膜腫はデータが完成し、現在論文投稿中である。IIの①脳卒中データバンクデータはすでに2編論文作成し、Neurosurgial Reviewへ受理された。本年は1編作成し、投稿中である。またmodifiedWFNS研究でもデータ解析済、学会発表し、現在論文投稿中である。②未破裂脳動脈瘤では、脳ドック学会等で学会発表し、UCAS Japan論文とともに、本年度は日本のくも膜下出血の頻度が減少していることを証明した論文がJournal of Neurosurgeryに受理された。③脳腫瘍全国統計については脳神経外科学会のIRBに承認され、データも提供され、解析も終了した。論文も最終段階で近々投稿予定である。III.特定データ解析では、①くも膜下出血データを解析済、学会発表し、現在論文作成、投稿中である。②高齢者未破裂脳動脈瘤の治療に関しては、研究協力者森田明夫氏と共同研究でデータを集積、解析中である。③髄膜腫では、広島大学同門の高齢者髄膜腫データを解析し、論文掲載3編受理されている。成書として「脳腫瘍外科 経験したい手術16」を編集した。以上、科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)により有用な研究機会頂き、感謝に堪えない。さらに貢献する所存である。
すべて 2020 2019
すべて 雑誌論文 (13件) (うち査読あり 13件) 学会発表 (37件) (うち国際学会 6件、 招待講演 15件) 図書 (3件)
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