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2021 年度 研究成果報告書

包括的ゲノムプロファイリングに基づくIDH野生型神経膠腫の新規予後因子の機能解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10862
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 脳神経外科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

本村 和也  名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (30467295)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード低悪性度神経膠腫 / IDH1 / 悪性転化
研究成果の概要

グリオーマにおける悪性転化に関わるマーカーの探索のため、Grade IIおよびGrade III神経膠腫(低悪性度神経膠腫)に対する網羅的遺伝子異常解析を行った。計757例に対して次世代シークエンサーを用いた包括的な遺伝子解析を行い、その論文報告を行った。当初の予定であったDMBT1およびMET-shRNAをそれぞれ発現するベクターを細胞株に遺伝子導入し、それらをマウスに導入する予定であったが、マウスに生着させることに難渋したため、その研究を遂行することができなかった。しかしながら、低悪性度神経膠腫の遺伝子解析の結果、悪性転化する可能性の高いサブグループを明らかにできたのは意義があると考える。

自由記述の分野

脳腫瘍

研究成果の学術的意義や社会的意義

低悪性度神経膠腫におけるDMBT1及びMET遺伝子の機能について、他に同様の報告はされていない。本研究において、DMBT1及びMET 遺伝子とgrade IIIグリオーマ細胞株の相互作用や悪性転化・増殖に関わる機能解析を行ったことで、腫瘍発生・進展・増殖及び悪性転化に関わるメカニズムの解明につながる。今後、難治性腫瘍である悪性グリオーマに対する新たな治療戦略の一つとして期待され、個別化医療の実現を可能にするバイオマーカーとなる可能性を秘めている。

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公開日: 2023-01-30  

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