研究課題
グリオーマは脳に発生する悪性腫瘍で原発性脳腫瘍の約30%を占める。中でも悪性グリオーマの予後は極めて不良である。様々な治療法が試みられている中で分子標的薬や遺伝子治療は有望な新規治療の一つである。本研究の目的としては、研究目的1:分子標的薬(bevacizumab、cilengitideやPD-1阻害剤)と遺伝子治療(新規腫瘍溶解ウイルス(OV)またはAd-SGE-REIC)との併用について検討する、研究目的2: 分子標的薬(bevacizumab、cilengitideやPD-1阻害剤)と遺伝子治療(新規OVまたはAd-SGE-REIC)との併用効果のメカニズムを調べることである。平成29年度は、分子標的薬bevacizumab、cilengitide、PD-1阻害剤や腫瘍溶解ウイルス、Ad-SGE-REICなどについて、本研究のセットアップを行った。腫瘍はU87dEGFRなどのヒト脳腫瘍細胞系列や脳腫瘍患者から承諾を得て採取した腫瘍由来細胞を用いて、脳腫瘍マウスモデルを作製し、生存期間や腫瘍径を調べた。さらに、平成30年にはbevacizumabとOVを併用療法について相乗効果や浸潤性の変化について検討し、学会発表した。平成31年度はAd-SGE-REICとbevacizumab併用について検討した。相乗効果について解析中であり、microarrayをおこない、pathway 解析を行っている。統計学的データ解析を行い、学会発表・論文投稿する。
すべて 2020 2019
すべて 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 1件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (74件) (うち国際学会 6件)
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