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2019 年度 研究成果報告書

悪性神経膠腫に対する浸潤能の分子メカニズムの解明と制御による革新的治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10872
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 脳神経外科学
研究機関大阪医科大学 (2019)
札幌医科大学 (2017-2018)

研究代表者

鰐渕 昌彦  大阪医科大学, 医学部, 教授 (30343388)

研究分担者 佐々木 祐典  札幌医科大学, 医学部, 講師 (20538136)
三上 毅  札幌医科大学, 医学部, 講師 (30372816)
三國 信啓  札幌医科大学, 医学部, 教授 (60314217)
小松 克也  札幌医科大学, 医学部, 助教 (60749498)
中崎 公仁  札幌医科大学, 医学部, 研究員 (70722461)
本望 修  札幌医科大学, 医学部, 教授 (90285007)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードglioma / glioblastoma / ACTC1 / SERPINEA1 / IL13 receptor alpha 2 / prognosis / invasion / migration
研究成果の概要

原発性脳腫瘍のうち、最多を占めるグリオーマは、集学的治療を施行しても完治困難である。その理由として浸潤能の強さが挙げられるが、関与する因子や機序は不明である。本研究で、予後と関与する因子として、ACTC1(actin alpha cardiac muscle 1)、 SERPINEA1、IL13 receptor alpha 2を同定し、さらにACTC1は悪性グリオーマの浸潤能に深く関わる因子であることを見出した。また、ACTC1の発現を抑制することで、グリオーマ細胞の遊走能が有意に抑制されることが判明した。浸潤に関与する因子を治療の標的とすることで、グリオーマの予後改善が期待できる。

自由記述の分野

脳神経外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

グリオーマの中でも、最悪性型である膠芽腫の5年生存率は10.1%と非常に予後不良である。特に周囲脳への浸潤により完治が困難であることが理由の一つである。本研究で得られた知見から、特にACTC1は予後、浸潤に関与することが明らかとなり、かつ、ACTC1は機能的にグリオーマの遊走に関与していることが明らかとなった。本研究を更に進め、予後や浸潤に関与する因子を標的とした今までにない治療法を確立することで、予後不良であるグリオーマの予後を改善できる可能性が示唆された。

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公開日: 2021-02-19  

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