研究課題
本研究の目的は、世界トップレベルの画像研究チームや7テスラMRIを始めとした設備・施設と連携して、最新の方法論を駆使し「MRI陰性新皮質てんかん」の潜在的な焦点の可視化を目指し、その実態を把握することである。研究初年度である平成29年度は、当初の計画通りに:1)臨床研究実施計画書を作成し、倫理委員会の承認を得た。2)西新潟中央病院を中心とした関連施設の「MRI陰性新皮質てんかん」として保存的加療を行っている非手術患者の実態を把握した。3)てんかんの焦点探索プロトコール(7T-MRI、脳磁図、256チャンネル高密度電極脳波計、SPECT、FDG-PET)の最適化を行った。研究2年目となる平成30年度は、計画通りに:1)確立したプロトコールを実践して、西新潟中央病院を中心とした関連施設の「MRI陽性新皮質てんかん」患者にデータ収集を開始した、2)それと並行し、「MRI陰性新皮質てんかん」患者の評価を開始した。最終年度である平成31年度(令和元年度)は、1)引き続き、「MRI陽性新皮質てんかん」患者にデータ収集を行う、2)前年度に引き続き「MRI陰性新皮質てんかん」患者の評価をおこなう、3)最終的に「MRI陰性新皮質てんかん」患者データ解析を総括する予定である。
2: おおむね順調に進展している
現時点において、症例が若干少ないこと以外には、大きな問題なく計画通りに進捗している。
研究計画の3年目である平成31年度(令和元年年度)は、前年度に継続して、確立したプロトコールを実践して、「MRI陽性新皮質てんかん」患者にデータ収集と並行し、「MRI陰性新皮質てんかん」患者の評価を行い、解析データを総括する予定である。研究に参加する患者数が少ない場合には、関連病院等に広く患者を募る予定である。それでも、症例の集積が十分ではない場合には、1年間の延長も検討する。
最終年度の予定となる次年度で必要が見込まれる学会発表や論文作成のための脛腓が多くなることが見込まれるため、本年度は、当初の予定であった学会参加やそこでの情報収集に本研究費を使用せず、意図的に繰り越したため。
すべて 2019 2018
すべて 雑誌論文 (23件) (うち国際共著 5件、 査読あり 22件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 5件、 招待講演 7件)
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