研究課題/領域番号 |
17K10923
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
折田 純久 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任准教授 (60638310)
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研究分担者 |
山内 かづ代 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (30648069)
大鳥 精司 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (40361430)
稲毛 一秀 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (80793629)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 終末糖化産物 AGEs / ペントシジン / 老化 / 運動器疼痛 / 腰痛 / 骨粗鬆症 / 卵巣摘出 |
研究成果の概要 |
加齢や生活習慣病などに伴い体内に蓄積する不可逆的終末糖化産物であるAGEs(Advanced Glycation End-products)は組織変性,神経障害などに伴う痛み・しびれの原因となる可能性がある.我々は経皮AGEs測定器を用い,若年の腰痛患者においてAGEs測定値は腰痛および下肢痛・下肢しびれの強度と相関することを示した.基礎研究では卵巣摘出された疼痛過敏性を呈するラットにおいて,AGEsの一種であるペントシジンが末梢神経に沈着していることを確認した.
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自由記述の分野 |
脊椎外科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
臨床の現場において腰下肢痛をはじめとする高齢者の脊椎脊髄病疾患では保存加療・手術加療にかかわらず治療後もしびれや痛みなどの神経症状が遷延する症例が存在するがその増悪因子は一定していない.一方で老化によって経年的にAGEsが蓄積されていくこと鑑みるとAGEsの蓄積が神経変性,炎症および神経障害性疼痛の治療ターゲットとなり得る.本研究ではAGEsは腰痛やそれに付随した下肢症状のバイオマーカーとして有用である可能性が示された.
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