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2019 年度 研究成果報告書

小胞体ストレスセンサーOASISを介した脊髄損傷後グリオーシス機構の解明と制御

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10931
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関広島大学

研究代表者

亀井 直輔  広島大学, 病院(医), 准教授 (70444685)

研究分担者 味八木 茂  広島大学, 病院(医), 講師 (10392490)
安達 伸生  広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (30294383)
石川 正和  広島大学, 医系科学研究科(医), 寄附講座准教授 (60372158)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード脊髄損傷 / 小胞体ストレス / OASIS / グリオーシス
研究成果の概要

マウス脊髄損傷モデルに対するOASISのsiRNA投与による一時的なOASISの発現抑制によって、損傷後のグリオーシスが抑制され、脊髄機能回復が抑制されることが明らかとなった。また、損傷部周囲に集積したアストロサイトにおいてOASISの発現上昇を認めた。
一方、持続的なOASIS欠損の影響を評価するためにOASISノックアウトマウス用いた。野生型マウスと比べてOASISノックアウトマウスで損傷7日以降の後肢運動機能の改善が有意に高かった。組織学的評価の結果から、OASISを介した小胞体ストレス応答はアストログリオーシスには関係しないが、その後のグリア瘢痕形成に強く関係していることが示唆された。

自由記述の分野

整形外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

損傷された脊髄が再生しないと言われている最大の原因がグリア瘢痕の形成であると考えられている。そのグリア瘢痕が形成されるメカニズムにOASISを介した小胞体ストレス応答が関与していることが本研究で明らかとなった。本研究における知見を発展させてOASISを介した小胞体ストレス応答のコントロールによってグリア瘢痕を抑制することができれば、脊髄損傷の治療開発におけるブレイクスルーとなり、新たな治療ターゲットとなり得る。

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公開日: 2021-02-19  

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