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2019 年度 研究成果報告書

骨軟部腫瘍切除後欠損に対する脂肪由来幹細胞再生医療の新たなアプローチ

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10962
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関金沢大学

研究代表者

林 克洋  金沢大学, 医薬保健学総合研究科, 特任教授 (80507054)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード脂肪由来幹細胞 / 骨軟部腫瘍 / 再生医療
研究成果の概要

脂肪由来幹細胞(ADSC)の骨腫瘍切除後の欠損に対する骨再生効果を確認した。in vitroにおいて、ADSCによる凍結自家処理骨再生能を検討し骨芽細胞のSmadシグナルやJNKシグナルが有意に活性化、骨形成を促す液性因子を産生している可能性が確認され、in vivo実験モデルで、凍結自家処理骨にADSCを添加することで、骨再生の亢進が確認された。In vitroでのBMPの発現効果やDiIの分布などとあわせ、ADSCは骨に直接分化したより、周囲に存在して骨形成サイトカインを分泌し骨形成を促進したと考えられた。今後ADSC添加による臨床応用が期待される。

自由記述の分野

整形外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

骨軟部腫瘍手術で切除した骨軟部組織欠損を補填する医療技術を発展させることは重要な課題である。骨肉腫などの腫瘍を含む骨は、熱や放射線、低温処理などを行うことで腫瘍を壊死させ、骨を再利用して使用できるが、当教室では液体窒素を使用した処理方法を開発、臨床応用を行ってきた。今回、その再生能力の改善のため、採取が容易で細胞数が多くとれる脂肪由来幹細胞を用いて再生医療を行うことを研究、結果を得た。日本オリジナルの治療方法を更にすすめて行く橋掛かりとなった。

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公開日: 2021-02-19  

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