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2019 年度 研究成果報告書

microRNAエンコーディング腫瘍溶解性ウイルスによる多段階的悪性腫瘍治療戦略

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10970
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関広島大学

研究代表者

久保 忠彦  広島大学, 医系科学研究科(医), 准教授 (70397959)

研究分担者 安達 伸生  広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (30294383)
古田 太輔  広島大学, 病院(医), 助教 (30781645)
坂口 剛正  広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (70196070)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード骨肉腫 / 腫瘍溶解性ウイルス / マイクロRNA
研究成果の概要

組換えウイルスVSV-miRNA29a,VSV-miRNA34a,VSV-miRNA143を作成し、骨肉腫細胞に対する抗腫瘍効果がVSVより増強するか検討した。骨肉腫細胞及びMSC中のmiRNA29a,34a,143発現量をRT-PCRにて測定したことろ、MSCと比較して骨肉腫細胞中の各種miRNA発現量は有意に低下していた。in vitroにて各種組み換えウイルスを骨肉腫細胞に感染させるとmiRNA発現量は増加し、さらにVSV-miRNA143についてはVSVと比較し抗腫瘍効果の増強を認めた。本研究より新たに開発したVSV-miRNAは骨肉腫治療に有効であることが示唆された。

自由記述の分野

骨軟部腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

抗癌剤を用いた悪性腫瘍全身治療では、抵抗性や重篤な副作用など課題も多く、第三の治療法が切望されている。これまで腫瘍溶解性ウイルスである水泡性口内炎ウイルス(VSV)を骨肉腫治療に用いる研究を行ってきたが遠隔転移の完全制御と長期生存は実現できていなかった。VSVとmiRNAを組み合わせることで抗腫瘍効果を増強させた本研究結果は、悪性骨・軟部腫瘍治療に革新をもたらすのみにとどまらず、多くの癌治療に広く応用可能と考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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