3週齢ラットからのworking heart brainstem preparationは、そのviabilityの維持には、標本灌流等の条件の微妙な調整が必要であるが、成熟型呼吸リズム中枢研究の有用なin vitroモデルとなると考えられる。 ノシセプチンが、成熟型呼吸リズム中枢において、呼吸回数を減少させる、あるいは無呼吸を誘発する抑制的神経修飾物質としての役割を示唆するという本研究成果は、ノシセプチンの周術期(麻酔中、後)呼吸抑制への関与の可能性を示唆するものであり、周術期における呼吸中枢と関係する合併症の機序解明、予防、治療に貢献することが期待される。
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