研究課題
基盤研究(C)
手術中の低体温はしばしば経験し、その結果、麻酔覚醒後にシバリングが惹起され得る。シバリングにより患者の不快感、酸素消費量増大といった副作用が生じ得る。今回の研究により、ウサギのシバリングの閾値温度がアミノ酸、Mgにある程度低下する、すなわち両薬剤投与によりシバリングが防止し得る傾向が示唆された。これをヒトの臨床に応用出来る可能性が示唆された。
麻酔科学
シバリングが発生すると、患者の生命予後にも重大な危険性が増加する可能性がある。周術期に投与される機会の多い薬剤と体温調節性シバリングとの関係を研究調査し、手術期(とくに術後)の合併症として出現するシバリングの発生を防ぎ得ることが判明し、臨床応用への展開が大いに期待される。