研究課題/領域番号 |
17K11051
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
谷西 秀紀 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (40509428)
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研究分担者 |
小林 求 岡山大学, 大学病院, 講師 (00457219)
佐々木 俊弘 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (40509436) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | イソフルラン吸入 / ラット / 永久中大脳動脈閉塞 / Postconditioning / 神経学的評価 / 包括的神経学的スケール / アポトーシス / 脳保護 |
研究実績の概要 |
ラット中大脳動脈閉塞モデルにおいて臨床に近い条件に置いた場合は、一時的虚血・永久虚血にかかわらず虚血開始後に投与したイソフルランは神経学的予後を改善させるほどの作用はもたないことが明らかになった。虚血開始後のイソフルランが神経学的予後を改善させなかった原因として、イソフルランの神経保護作用が足らないのかどうか、具体的にはアポトーシス誘導物質の検出量にイソフルラン投与の有無が影響するかどうか検討を加えた。永久虚血の場合虚血領域が広範囲にわたることもあり、Caspaseなどのアポトーシス誘導物質の定量よりは範囲を決めた免疫組織学的染色の方が望ましいとの判断にて、Tunel染色にて冠状断で海馬CA1に相当する部分の大脳皮質のペナンブラにおける陽性細胞数の比較を行った。新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言にて一時実験がストップしたために遅れが生じ、本書記載時現在最終的な陽性細胞数のカウントを行っている最中である。この結果を踏まえ、早急に結果の論文化を行う予定である。最終的なTunel陽性細胞数を含めた研究結果は研究成果報告書で記載する。
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