研究課題/領域番号 |
17K11125
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
坂本 信一 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (70422235)
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研究分担者 |
今村 有佑 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (10568629)
安西 尚彦 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (70276054)
高山 達也 自治医科大学, 医学部, 准教授 (90324350)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 前立腺癌 / 去勢抵抗性 / アミノ酸トランスポーター / テストステロン |
研究成果の概要 |
前立腺癌において、メタボロームの制御因子であるアミノ酸トランスポータであるLAT1とヘテロダイマーを形成する4F2hcの腫瘍増殖における重要性を同定 した。前立腺全摘標本における4F2hcの発現は、PSA再発と関連(P=0.0035)。4F2hcの高発現は、the clinical tumors stage (p= 0.0255) とGleason score (p= 0.0035)と関連した。Si4F2hcは、G0/G1 Arrestに関連し、MAPKとAKTのリン酸化を抑制した。Si4F2hcのRNA Seq解析から、下流シグナルとしてSKP-2蛋白を同定した。
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自由記述の分野 |
前立腺癌 アミノ酸トランスポーター
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前立腺癌におけるアミノ酸トランスポータ―LAT1/4F2hcの臨床的、基礎医学的意義を証明した。以前は、LAT1からの側面しか解析されていない中、結合蛋白である4F2hcの重要性を世界で初めて証明した。 また、LAT1阻害剤は前臨床段階でPhase I試験が終了し、Phase II試験を去勢抵抗性前立腺癌において計画している。今回の結果は、今後の臨床試験の申請に活用されると思われる。 平行して行った血清テストステロン値と去勢抵抗性前立腺癌患者の予後予測因子としての有用性の検討は、血清テストステロンの高低により新規AR剤か化学療法を選択すべきか示唆される実臨床に応用可能な内容であった。
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