前立腺癌患者血清における血漿エピネフリン、Ang II、Substance P、calcitonin-gene related peptide(CGRP)、アンギオテンシン1-7を測定した。CGRPに関し、転移あり群で有意な発現の亢進を認め、患者の疼痛と有意な関連を認めた。 骨転移を有する前立腺癌のうち疼痛スコアが高い症例5例、疼痛スコアの低い症例5例および骨転移を有しない未治療前立腺癌症例5例の計15例を対象に、末梢血単核球細胞よりRNAを抽出し、全トランスクリプトーム解析を行った。PFKPおよびSGPP2が疼痛スコアの高い症例で有意に発現が亢進していることを発見した。
|