研究課題
これまでに、我々が開発した前立腺癌マウスモデルを用いた治療研究において、抗腫瘍効果の検討を行ってきたが、さらに新たな治療法探索を進める為、ncRNAに着目し、本マウスモデルから新たな治療ターゲット・バイオマーカー候補を探索した。Affymetrix社 GeneChip MTA1.0(Clarion TM D)を用いてTranscriptome解析を行い、我々の開発したマウス前立腺癌モデルで行った結果から、各種pathway(MAPK,PI3k-Akt,EGFR等)の遺伝子発現について検討したところ、upregurationが顕著であるRNA processingに着目した。aberrant splicing event数およびそのpositionと各phenotypeとの相関について検討し、Castration naïve prostate cancer(CNPC)とCastration resistant prostate cancer(CRPC)の予後(OS, DFSなど)におけるalternative splicingとの相関について検討する。その結果から、バイオマーカや治療の標的分子として有用と思われる分子の同定を行う。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 2件)
Hum Cell
巻: 7 ページ: -
10.1007/s13577-020-00337-7
JCI Insight
巻: 4 ページ: -
10.1172/jci.insight.122688