排尿日誌、症状質問票をもとに年齢などの背景を一致させた夜間頻尿の男性患者(夜間頻尿群)と夜間頻尿を認めない男性(健常群)の血液を採取し、時計遺伝子(CLOCK、PER2、DBP)について測定し解析を行った。PER2およびDBPにおいて健常群に比べて夜間頻尿群で変異があると考えられた部分を同定した。現在、夜間排尿回数、夜間多尿指数など夜間頻尿に関連するパラメータに関連する変異部分を解析している。一方、CLOCKについては、さらに多数の変異した部分を認め、現在解析を行っている。 このように夜間頻尿に関連した遺伝子多型の候補部分を確認することができた。今後は、より多くの症例で検討する予定である。
|