マウス異所性心移植モデルにおいて、HSP90阻害剤・17DMAGの投与により移植免疫応答抑制および生着延長効果、移植片のHLA calss I分子発現の抑制が認められた。さらに17DMAGの移植片灌流のみでも同等の拒絶反応の抑制および生着延長効果が認められた。移植片でのサイトカイン分泌抑制が認められ、獲得免疫応答を抑制していると考えられた。また移植片の老化細胞除去効果も有することが示唆された。 また腎移植における尿中HSP90濃度と拒絶反応の関係を解析するため、15症例より25検体を採取した。今後解析予定である。
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