研究課題/領域番号 |
17K11265
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
島田 宗昭 東北大学, 未来型医療創成センター, 教授 (40362892)
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研究分担者 |
徳永 英樹 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (30595559)
北谷 和之 東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 講師 (40539235)
永井 智之 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (00704298)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 子宮頸癌 / 組織亜型 / 難治性がん / メタボローム解析 |
研究成果の概要 |
難治性婦人科悪性腫瘍の一つである子宮頸部非扁平上皮癌に対する新たな治療法確立の試みとして、多数例の手術症例に基づくリアルワールドデータを利活用した臨床病理学的検討を行い、適切な治療選択に直結する「組織亜型に基づく臨床病理学的特徴」を示した。利便性が高く比較的安価なメタボローム解析による予後・治療効果を予測する代謝プロファイル候補、治療抵抗性と関連する標的代謝産物候補の同定に至った。
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自由記述の分野 |
婦人科腫瘍
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
組織亜型により子宮頸癌の分子生物学的特徴が異なることは指摘されているものの、組織亜型が子宮頸癌の生存成績に与える影響については一定の見解が得られていないことから、組織亜型やゲノムシグネチャーに基づいた治療法は推奨されていない。 今回の研究成果により、難治性婦人科悪性腫瘍である子宮頸部非扁平上皮癌に着眼した治療の精緻化が実装され、検診事業の促進、ワクチンプログラムの浸透と合わせた「俯瞰的治療戦略」により、子宮頸癌制圧の実現が大きく期待される。
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