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2022 年度 研究成果報告書

新規キャリアー細胞を用いた伴侶動物難治性固形癌に対する前臨床有効性試験

研究課題

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研究課題/領域番号 17K11279
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 産婦人科学
研究機関東邦大学

研究代表者

濱田 雄行  東邦大学, 医学部, 客員教授 (90172973)

研究分担者 打出 毅  東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (20327456)
古谷 哲也  東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (60647676)
杉山 隆  愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (10263005)
小山 義之  大阪公立大学, 生命環境科学研究科, 客員研究員 (00162090)
高木 哲  麻布大学, 獣医学部, 教授 (50396305)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワードoncolytic adenovirus / companion animal / preclinical test / beagle dogs
研究成果の概要

強力な抗腫瘍効果を有するキャリアー細胞EHMK-51-35を肺癌細胞よりクローニングし、マウス、ビーグル犬、ウサギに対する前臨床有効性試験を行った。200Gyの放射線照射により腫瘍形成能は消失した。投与するオンコリティックアデノウイルスAdE3-midkineに対する、特異的プライマーを作成し、定量した。AdE3-midkine単独投与およびAdE3-midkine感染キャリアー細胞投与後、ビーグル犬では、投与後生物活性を有するAdE3-midkineは認められなかった。キャリアー細胞投与後、ビーグル犬、ウサギにおいてADLの低下、DIC以外、重篤な副作用は認められなかった。

自由記述の分野

癌遺伝子治療

研究成果の学術的意義や社会的意義

癌に対する治療法は、従来の手術、放射線治療、ホルモン治療に加えて、最近、分子標的治療、ノーベル賞受賞となったチェックポイント阻害剤が注目されているが、これらは一部の難治性癌には有効性を示すが、癌全体の予後を改善するまでには至っていない。癌遺伝子治療は、新たな癌治療として期待されているが、GM-CSF導入ヘルペスウイルスtalimogene laherparepveが悪性黒色腫に認可されているが、それ以外の認可は、いまだされていない。今回の成績は、強力な抗腫瘍効果を示すキャリアー細胞の安全性が確認されため、今後の早期の臨床導入が期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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