頭位を傾斜した際の重力の感知機能を左右方向と前後方向で定量化するシステムを確立した。また、前庭動眼反射と相補的に働き頭部運動時に視線を対象物に固定するための前庭頸反射が、頭部を傾斜して静止しているときにも働いていることを証明した。VRゴーグルを利用した新たな眼球運動記録システムを作成し、このシステムを拡張することで基礎研究用の三次元眼球運動解析システムを構築した。これを用いて、ヒトが回転した後にふらつくメカニズムを解明した。 動物実験においては、疾患モデルマウスを用いて平衡機能障害のメカニズムの解析モデルを構築した。
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