Stage III/IVの唾液腺癌術後症例で粘表皮癌(low grade/high grade)、唾液腺導管癌、腺癌、腺様のう胞癌の各7例合計35例を解析した。遺伝子変化は、Oncomine Tumor Mutation Load Assayを使用、免疫多重染色はCD3/CD4/CD8/CD204/FOXP3/PD-L1/PD-L2を用いて行った。Tumor Mutation Load(TML)は粘表皮癌(High grade)、唾液腺導管癌及び腺癌で高い傾向を認めた。免疫多重染色からは、組織型に関係なく腫瘍内Treg密度とPD-L1陽性細胞が予後不良因子である可能性が示唆された。
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