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2018 年度 実施状況報告書

DNA修復酵素遺伝子多型解析による頭頸部癌治療の効果予測

研究課題

研究課題/領域番号 17K11391
研究機関琉球大学

研究代表者

平川 仁  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50437993)

研究分担者 池上 太郎  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00754409)
山下 懐  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60569622)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード遺伝子多型 / DNA修復酵素 / 頭頸部癌
研究実績の概要

【研究の目的】:肺癌や子宮頸癌でDNA修復酵素遺伝子多型と化学療法の治療効果との相関が報告されている。今回は下咽頭癌症例のDNA修復酵素遺伝子多型と導入化学療法の効果との相関を調べた。【方法】2013年1月から2017年6月までに琉球大学耳鼻咽喉科で導入化学療法を行った下咽頭癌42例を対象とした。患者末梢血からDNAを抽出しERCC1/XRCC1遺伝子多型を調べた。ERCC1遺伝子多型をC/C群とC/A+A/A群、XRCC1遺伝子多型をArg/Arg群とArg/Gln、Gln/Gln群に分けてそれぞれ導入化学療法の効果との相関を検討した。【結果】ERCC1ではC/C群で奏効81.3%(26/32例)、C/A,A/A群で60%(6/10例)であった。XRCC1ではArg/Arg群で奏効72.7%(16/22例)、Arg/Gln、Gin/Gln群で80%(16/20例)であった。ERCC1においてC/C群はC/A,A/A群にくらべ導入化学療法に効果を示す症例が多かったが、統計学的有意差は認められなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

現在おおむね研究進行状況は順調である。

今後の研究の推進方策

現在英語論文投稿予定している。
今後さらに免疫チェックポイント阻害薬に適応を広げ研究をすすめていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

次年度のDNA修復酵素遺伝子多型研究からさらに、PDL-1遺伝子多型研究に応用するため、今年度の支出を抑えた。次年度はDNA修復酵素遺伝子多型に必要な薬剤に加え、PDL-1遺伝子多型研究に関連する薬剤購入に充てたい。

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公開日: 2019-12-27  

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