研究課題/領域番号 |
17K11391
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
平川 仁 琉球大学, 医学部附属病院, 講師 (50437993)
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研究分担者 |
池上 太郎 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00754409)
山下 懐 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60569622)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | DNA修復酵素遺伝子多型 / 頭頸部癌 / 手術 / 化学放射線療法 |
研究成果の概要 |
DNA修復酵素遺伝子多型(ERCC1、XRCC1)を頭頸部癌(中下咽頭、喉頭癌)疾患患者の治療前の末梢血から採取し、予後予測因子となりうるかを検討した。 225例から血液が採取され遺伝子多型を測ることができた。また患者の臨床データと掛け合わせることができた。 化学放射線治療を行った患者においてERCC1 8092 (C/A+A/A) ゲノムタイプは ERCC1 8092 C/C タイプに比べ成績が悪く(hazard ratio, 3.56; 95% confidence interval, 1.22-7.39; p = 0.02) 予後予測となる可能性を見出した。
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自由記述の分野 |
頭頸部癌
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DNA修復酵素遺伝子多型(ERCC1、XRCC1)は地域差、民族差があり、他民族や、他国のそれを参考にすることができない。われわれは沖縄県におけるDAN修復酵素遺伝子多型を調べることにより、頭頸部癌多発地域である本県において独自の研究を行った。侵襲の少ない末梢血からの採血でDNA修復酵素遺伝子多型を検討することにより頭頸部癌の治療選択(手術か化学放射線治療か)ができる可能性を見出した。 今後さらに症例を集積し同研究を発展させていく必要があると考えた。
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