研究課題/領域番号 |
17K11400
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
平岡 政信 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (80423945)
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研究分担者 |
杉田 玄 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (20407274)
河野 正充 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (20511570)
保富 宗城 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (90336892)
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研究期間 (年度) |
2021-01-01 – 2024-03-31
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キーワード | microbiome / 16S / tonsil / 菌叢解析 / 扁桃炎 |
研究成果の概要 |
反復性・重症扁桃炎の陰窩細菌叢に対し菌叢解析を行い、扁桃炎発症の多細菌性発病モデルにつき新たな知見をもたらすことを目的として、扁桃摘出術41症例より、両側性に扁桃表面スワブ、陰窩深部より吸引採取したdebris検体を採取した。また、手術摘出標本より、組織片を採取し扁桃表面と陰窩深部に生息する陰窩深部より採取して、UCSD Microbiome CoreにてDNA抽出と次世代シークエンサーを用いた配列解析を行った。配列情報は、クラウドサービスのQiitaにアップロードした。
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自由記述の分野 |
菌叢解析
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
扁桃炎反復の機序解析を目的として、我々は、歯周病原菌とされる嫌気性菌Red Complexがsupporterとして陰窩に慢性炎症状態を作りだし、宿主粘膜上皮に細胞内寄生した化膿レンサ球菌(GAS)などのpathogenの増殖、組織内侵入を促し、二者を抑制するcompetitor乳酸菌との相互作用により発病に至るという多細菌性発症モデルを想定し実験をおこなった。この成果は陰窩洗浄などの抗biofilm治療やprobioticsの扁桃炎予防効果の根拠となると考える。
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