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2017 年度 実施状況報告書

骨吸収抑制・癌免疫エディティングを考慮した新規歯肉癌治療の開発に向けた研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K11406
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

中平 光彦  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (10253353)

研究分担者 臼井 通彦  九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (10453630)
佐藤 毅  埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (60406494)
星島 宏  埼玉医科大学, 医学部, 助教 (90536781) [辞退]
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード歯肉癌細胞 / MICA / 破骨細胞 / 骨吸収
研究実績の概要

まず、ヒト歯肉癌細胞であるBHY細胞及びCa9-22細胞を入手した。BHY細胞及びCa9-22細胞にMICA遺伝子が存在するかどうかリアルタイムPCR法で検討した。BHY細胞及びCa9-22細胞において、MICA遺伝子の発現を確認した。次にタンパク質発現の確認を行った。抗MICA抗体を用いてWestern blottingを行なったところ、MICAタンパク質発現の確認ができた。
次に、ヒト歯肉癌上皮細胞であるBHY細胞及びCa9-22細胞について、レトロウイルスを用いてMICAを過剰発現させることにした。水疱性口内炎ウイルスのエンベロープ糖タンパク質VSV-Gを同時に遺伝子導入することで、レトロウイルスがヒトBHY細胞及びCa9-22細胞に感染し、GFP遺伝子が導入されることを確認できた。そして、MICA遺伝子をBHY細胞及びCa9-22細胞に導入したところ、一過性に過剰発現をするBHY細胞及びCa9-22細胞が得られた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

歯肉上皮細胞と破骨細胞の細胞実験を開始できていないため。

今後の研究の推進方策

MICA遺伝子強制発現BHY細胞及びCa9-22細胞においてRANKL発現を検討する。さらにMICA遺伝子強制発現BHY細胞及びCa9-22細胞の培養上清を破骨細胞前駆細胞であるRAW264.7細胞に作用させ、M-CSFを添加して破骨細胞に分化させる。RNAを抽出してRANK, 等の遺伝子発現を調べる。また破骨細胞分化に対する作用も検討する。

次年度使用額が生じた理由

<次年度使用額が生じた理由>生化学実験関係の消耗品が必要と見込んだ金額よりも少なく済んだため。
<使用計画>翌年度の実験では、生化学実験の消耗品の費用として計上する。

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公開日: 2018-12-17  

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