開放隅角緑内障患者45例77眼に変分近似ベイズモデルによる視野測定を行った。比較のため、現在の標準視野計であるSITA-Standardプログラムを用いた視野測定を行った。測定時間はHFAにおいて6.2±1.1、 変分近似ベイズモデルにおいて5.4±1.7分で、変分近似ベイズモデルで有意に短かかった。
772眼の10-2視野データを用いて事前学習を行い、緑内障10-2視野のパターンを抽出した。次に43例86眼の正常眼、304例505眼の光干渉断層計による測定結果から畳み込みニューラルネットワークを用いて10-2視野感度を予測した。予測誤差(二乗平均平方根)は6.32 ± 3.76 dBであった。
|