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2019 年度 研究成果報告書

最先端リピドミクス解析を用いたω3系脂肪乳剤の抗炎症効果に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K11525
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 小児外科学
研究機関東海大学 (2018-2019)
国立研究開発法人国立成育医療研究センター (2017)

研究代表者

渡邉 稔彦  東海大学, 医学部, 教授 (50306734)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードω3系脂肪乳剤 / ω3系脂肪酸 / リピドミクス解析 / 短腸症 / 小腸機能不全関連肝障害 / IFALD / 抗炎症効果 / メカニズム
研究成果の概要

6週齢のC57BL6マウスに液体の高炭水化物食を与え、脂肪変性の程度を評価すると、肝臓は肉眼的に脂肪投与群で経日的に黄色調の色調を帯び、肝臓重量も経日的に増加した。病理学的にもHE染色で、14日目よりびまん性の 脂肪変性を認め、21日では脂肪変性はより重篤となっていた。このマウス肝臓脂肪変性モデルに大豆油由来(S:Intralipid)、魚油由来(F:omegaven)、総合的 (C:SMOFlipid)脂肪乳剤を投与して脂肪変性の程度を評価した。肝機能障害(ALT)は3群とも有意差をもって改善した。病理はHE染色にて、F群では脂肪変性は完全消失、S・C群では脂肪滴が縮小し重症度は改善した。

自由記述の分野

小児外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

マウスの脂肪変性モデルを作成し、現在市販されている3種類の脂肪乳剤である大豆油由来(S:Intralipid)、魚油由来(F:omegaven)、総合的 (C:SMOFlipid)脂肪乳剤を投与して、脂肪変性の改善を評価した。魚油由来た総合脂肪乳剤で、大豆油由来の脂肪乳剤に比べ、顕著な脂肪変性の改善が認められた、炎症性サイトカインの抑制も同時に認められた。この結果を網羅的なリピドミクス解析で探索してみると、18-HEPE系のレゾルビン代謝経路の代謝物に活発な代謝が行われていた。以上から、この経路が脂肪変性を改善したメカニズムであると考えられ、抗炎症作用の発揮に重要な機能を有していると思われる。

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公開日: 2021-02-19  

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