研究課題/領域番号 |
17K11551
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研究機関 | 東北医科薬科大学 |
研究代表者 |
權太 浩一 東北医科薬科大学, 医学部, 教授 (50254925)
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研究分担者 |
山岡 尚世 帝京大学, 医学部, 講師 (10444085)
五来 克也 帝京大学, 医学部, 講師 (40524773)
青井 則之 帝京大学, 医学部, 講師 (70431872)
小室 裕造 帝京大学, 医学部, 教授 (90306928)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ケロイド / 肥厚性瘢痕 / 創傷治癒 / フィブロネクチン / EDA-FN / 選択的スプライシング |
研究実績の概要 |
平成31年度(令和元年度)は、残念ながら臨床症例からケロイド組織の供与を受ける機会が得られなかった一方で、正常皮膚の供与は受けられたため、これを用いて皮膚由来線維芽細胞の初代培養系の確立を行った。また、EDA-FN のextra domain A のrepeat 構造単位であるFnⅢのcDNAを入手し、そのrecombinant蛋白を大腸菌による発現システムを用いて作製・精製している。また、これらの実験の派生的な成果として、一編英文論文を発表した(Mochizuki, Gonda et al. Plast Reconstr Surg 2019)ほか、2編の和文論文を発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究実績の概要にも記したが、臨床症例から正常皮膚の供与を受け、皮膚由来線維芽細胞の初代培養系の確立を行った。また、EDA-FN のextra domain A のrepeat 構造単位であるFnⅢのcDNAを入手し、そのrecombinant蛋白を大腸菌発現システムを用いて作製・精製の工程を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
ケロイド組織の供与を受ける機会が、予想以上に少なかったため、今後は商業的に購入可能なケロイド由来細胞を入手し、それを用いて正常皮膚由来細胞との間で比較検討する方針とする。研究計画の骨格や方向性には、特に変更はない。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究代表者が2018年4月に研究機関を異動したため、本研究課題の進捗が全体的に遅れている。そのため、研究機関の延長を申請するとともに、次年度使用額を残したが、使用計画自体に変更はない。
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