• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

嚥下と義歯の関連を基盤とした急性期・回復期・維持期の口腔機能管理による食支援

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K11740
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 補綴・理工系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

古屋 純一  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (10419715)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード嚥下 / 義歯 / 高齢者 / 食支援 / 口腔ケア / 急性期 / 慢性期
研究成果の概要

高齢者は入院や要介護状態になりやすく、その際、経口摂取に問題が生じることが多い。そうした高齢者に対する歯科的対応は重要だが、どのような歯科的ニーズがあるかについては不明である。
本研究では、急性期、回復期、維持期において経口摂取に問題のある高齢者を対象に、義歯と嚥下機能に焦点を当てて多施設で横断調査を行った。その結果、急性期では嚥下障害への対応、回復期と維持期では義歯への対応が最重要で、優先すべき歯科的対応が病期によって異なることが明らかとなった。また、歯科治療が必要であっても、時間的問題や本人・家族のニーズが低い等の理由によって処置を行えない場合も多いことが明らかとなった。

自由記述の分野

高齢者歯科学、摂食嚥下リハビリテーション学

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢者は、脳卒中などの病気や転倒などによって入院することも多く、その結果、長期の療養生活が必要となり、経口摂取や口腔機能に問題が生じやすい。本研究の成果によって、急性期・回復期・維持期というライフステージごとに、必要となる歯科治療、優先度、実施困難な歯科治療とその理由等が明らかになった。その結果、効率的かつ効果的な歯科治療を高齢者に提供できる可能性が示唆され、また、今後の高齢者歯科の課題が明示された。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi