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2020 年度 実績報告書

国民に広く浸透する肺炎予防のオーラルバイオフィルムを除去する新しい方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K11768
研究機関日本大学

研究代表者

河相 安彦  日本大学, 松戸歯学部, 教授 (50221198)

研究分担者 木本 統  日本大学, 松戸歯学部, 准教授 (10267106)
水口 俊介  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (30219688)
村田 比呂司  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (40229993)
木本 克彦  神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 教授 (70205011)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードバイオフィルム / 唾液中抗菌物質 / β-defensin 3 / histatin 5 / IgA
研究実績の概要

令和2年度は前年度に引き続き、20名の被験者に全部床義歯または部分床義歯を通法に従い機械的および化学的清掃法を実施し、義歯に基礎研究で検討した青色光を至適条件にて照射した。被験者には3日間義歯の清掃をしない状態で来院をしていただいたのち、従来の機械的および化学的清掃法を実施した。対照群は、義歯に光照射を行わず、3日間清掃をしない状態とした。これらの2群について、バイオフィルムの形成を観察し、バイオフィルムの付着を定量化し、共同研究者間で協力しバイオフィルムの数量化と付着菌の測定を細菌数測定装置 細菌カウンター(DU-AA01NP-H、パナソニックヘルスケア株式会社)を用いて行った。また、義歯の表面から細菌を採取しコンパクト恒温器カルボックスCB101(株式会社テックジャム)で培養し、定量化を行った。また歯垢染色液プロスペック(ジーシー)で染め出し後、面積測定器PLANIX7(タマヤ計測システム株式会社)を用い、染め出された面積(バイオフィルム)の数量化を行った。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、当初20名の予定で始まった測定は、12名にとどまった結果、臨床試験の実施率は70%程度であったが、当初予定していたバイオフィルムの数量化と付着菌の測定のために、表面から細菌を採取しコンパクト恒温器で培養し、定量化を行うことは達成された。また歯垢染色液プロスペック(ジーシー)で染め出し後、面積測定器PLANIX7(タマヤ計測システム株式会社)にて染め出された面積(バイオフィルム)の数量化である面積測定器にあたり最終年度に購入した、ハイスペックPCの処理能力は、計測に非常に有用であった。今後、データをまとめ、購入した統計解析ソフトの最新版で解析を行い、文献データベースソフトで、論文作成に移る予定としている。

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公開日: 2021-12-27  

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